長く話したい件

三十路既婚ヲタクの長話です

私とエリザベートと顔のいい男の話

エリザベートが好きです。帝劇のあのミュージカルのことです。

 

そもそもは友人がエリザベート大好きで誘ってくれたのがきっかけ。その時は2015年版。井上トートと花總シシィ、京本ルドルフと松也ルキーニだった記憶。

まぁ楽しかった!!!初めての帝劇、初めてのグランドミュージカルだったんですよ…これが噂のエリザベート!最高じゃん!!!!と夢中に。

そのあともう一度みたい、そして私が知っている城田優が出てるなら見たい!!とキャスト違いを切望したわけです。友人にぽろっと漏らしたら「私も城田古川で観たいんだよね…」と。2人で悩んだ挙句某サイトでB席をほぼ倍値で買って行ったんですね。(今ならやらない…B席だから倍値とは言え安いんですけど)

それが全ての始まり。本当にまじで城田優のトートは強い!!!!!圧倒。美。長身、ハーフフェイス、柔らかなテノール(詳しくわからないけどそんな感じ)、突き抜けるハイトーン。訳わからないくらい私のツボ。沼が広がる…

そして古川雄大のルドルフが!!!マイヤーリンクで軍服脱がされて柔らかな白ブラウスと細身のパンツで細い腰をしならせてトートダンサーに弄ばれて踊る様が最高にセクシーで美しく退廃的だったんですよ。ええ。訳わからないくらいツボ(2度目)。沼は広がり、もはや日本海溝のように深い!!!!

 

というのが2015年。

千秋楽直後、当時は音源もなくて飢えた結果タカラヅカの音源をitunesでDL(なんとなく視聴した結果、姿月あさとさんのやつと、2002年?の花組のを聞いてた)。ただやっぱり男性のトートで入ったもんだから物足りない(ごめん)。とかなんとか言ってたら音源が出た!!青天の霹靂!!最高ありがとう東宝!!!即予約して、届いてからは死ぬほど聞いた。でも私は城田で全編聞きたい(1部が芳雄、2部が城田)

 

とかなんとかで、2016年夏に再演!!!!!行くしかないじゃん!やっぱ城田花總古川がいいなー!!と思ったら東京は2公演しかない?!!!馬鹿かよ東宝喧嘩売ってんのか…みたいな気持ち。運良くお友達がFCで取ってくれて見れた。ありがてえ。

やっぱり最高(語彙が黄泉に行く)

城田の何がいいって、でかい。シシィに覆いかぶさってナチュラルに抱き殺せそうなサイズ感。あと、本当に表情が殺されてる。死の匂いを嗅ぎつけた時だけ目に生気が宿る。しかも全然健全ではない生気。ギラギラしてる。やばい。子ルドちゃんを見るときのまるでネズミのおもちゃでも見るような顔。人の死の気配とシシィにしか興味ない。ほんとにやばい。DVD見てほしい。舞台だとオペラグラスしなきゃわからんけど、DVDは寄るからわかる。狂気がひどい。城田優怖い(褒め言葉)。あとデカさも相まって脚がえげつなく長いもんだから、ハンガリー戴冠式の時とか、ルドルフ死んだあと棺の上に片膝で座ったときとか、曲げた脚が主張すごくて脚!!脚!!ってなる。

そういうところはなんというか、もう、アドバンテージですよね。体格だけはもう、仕方ない。私は背が高くて脚が長くて顔が小さい男が脚をぶん回して踊る様が大好物なのでほんとに好きです。そのほかの城田は手塚国光センパイしか知らないというニワカですけどトートは城田がビジュアル一等賞間違いない。

 

で。でですよ。

古川トートの話。待望のゆんトートです。

待望でもないか、私は本当は城田トートがまた見たかったんですよね…本当の願いは城田トートと加藤和樹のルキーニが見たかった。遠い昔、青年館で見たその2人は本当に舞台沼なんか遠い向こうだったけど、素晴らしくて何度も円盤を見た訳です。だから見てみたかった…が!!!話逸れた。戻るぞ。

で、まさかのゆんがトート。まさかの。まじかよどうする??ってなったけどとりあえずチケット取らなきゃ!!!って今回は自力で頑張った。ありがとうFC。帝劇はFC枠が大正義。プレガ枠なんて貸切しかない。ナビサも役に立たない。また一つ経験値が上がった…

どんなかなぁ。どんなトートなんだろう…って、ねぇ。綺麗。LEDの羽を背負っても霞まない素晴らしい血の通わない美がそこにいた。なんだこれ。芳雄も城田も着てなかったタイプのシュッとした直線のシルエットの衣装。軍服ぽい…ルドルフの片鱗??シャツ姿もマイヤーリンクのルドルフの感じが近い、、えっ、このトート閣下ルドルフ転生なの??やべえ(独断と偏見)

とにかく漂う気品、禁欲、死とは静謐で耽美である、みたいな衣装。たっぷりのヒラみマントをせおって、最後のダンスの時に自分を抱きしめる振りが、彫刻かと思ったよね…ベルニーニの彫像かよ…なんだこれ。

芳雄はMP高くて魔力ステータスガン振りトートで、城田はHP高い物理で殴ってくるトートだなと思ってたけど、ゆんはなんだろう…防御がすごそう。何も効かない。時々戯れに心無い天使とかで大ダメージ喰らわせてくる(FF6)。そういう感じ(独断と偏見その2)

 

トート閣下いろんなお召し物あるけど、カフェの時のコートかわいいよね。背中側のタックでひらみがいい。帽子も可愛い。ふふ。

鞭さばきはこれからの向上に期待している。城田の鞭さばきすごかったから…使い慣れすぎ。こっわ…ドSかよ。

 

白トートが細い、ノーブル!!!死の帝王とはなんだ…何だこの気品。それであの悪夢のオペラの指揮をするの…えええ…背徳感…

 

あとねー、最後よ。

シシィが死を受け入れて抱きしめるところ。

ホッとしたみたいにすごく優しく抱きしめてて、なんかよかった…

城田と比較してばっかでごめんだけど、城田は戸惑いを出してて、ギュってすぐならない、抱きついてくれるシシィに戸惑う様子が抱き合う暖かさを何も知らなかった風に見えて、なんか切なかったんだけど、ゆんトートは、ずーっと待ってたよっていう、受け止め感がとてもよかった。それぞれだよねぇ…こういう作品は役者の解釈の差を観れるのが醍醐味だなぁと思うわけです。

 

あー、あと2回です。約1ヶ月ごとに見れる面白さ。どんな風に深まるのかな…演出変わったのはぼんやりわかったけど、どこがどう変わったかピンポイントで把握するのはDVD見てお勉強しないとねー。

エリザベート、見るのにエネルギー使うんだよなぁ。結果、神経高ぶって寝付けなくて5時過ぎだよびっくりwwww