赤ちゃんグッズの沼が深い~①抱っこ紐編~
子供が生まれて、財布事情が変化した。
今まで死ぬほど金をつぎ込んできたヲタクな諸々(キャラクターが描かれたアクリルのものとか、フィギュアとか、布ものとか)は飾る場を失い、投資対象の上位から陥落した。
代わりにすごい勢いで台頭してきたのがベビーグッズだ。
基本的な洋服類は当たり前、抱っこ紐や大小さまざまな椅子、おもちゃはプラからぬいぐるみから乗ったりするものまで。そして便利なマグマグ、お皿、ベビーカーにつけるバッグまで。
今列挙したもので、最初買ったものを現在も使い続けている項目はほぼない。
何かしらの理由で別のブランドに買い替えている。
大体は「こっちのほうが使いやすい」「こっちのほうがラク」という検討の結果である。
そんなトライアンドエラーを書いていこうと思う。なんかの参考になればなによりです。
抱っこ紐
子育ての必需品としてみんなが一番想像しやすいのがこれだと思う。
この辺りが筆頭だろう(異論は認める)。ほかにもコランハグやらいろいろある。初耳だよみたいなメーカーも子育て中にたくさん耳にした。
知らんものの話はできないので、使ったものを決め手とか長所短所諸々含め書いていく。
エルゴアダプトクールエア
これが最初に買ったやつ。子育て中ママで知らない人はいないだろうエルゴ。
親友が子育て中にずーっとこれでどこにでも出かけていたし、いとこもこれで3人育てていた。
私も使うならこれしかないと思って、他に何も比較検討せずにエルゴの中で予算と機能を含めて検討。5月生まれだったので暑い時期に死ぬのは嫌だなと思い、前だっこができるオムニが高かったし、これで十分と思い、アダプトのメッシュタイプのクールエアをチョイスした。
・よかったところ
安定感がある。さすがである。腰のでっかいベルトと肩のパッドばっちりベルトで痛みはほぼないし、これさえあれば両手がフリーになる。あかちゃんとの密着感もあるので安心するらしく、初期の娘はよくこれで出かけると寝ていた。
・しんどいところ
でかい。一生懸命コンパクトに丸めたって、マザーバッグの8割を占拠するデカさである。そのせいか、腰に巻いたまままとめるグッズというのが公式非公式さまざまに展開されててちょっと面白い。ミンネにいっぱいあるよ。手芸上手のママさんってたくさんいるんだなと感心した。
モンベル ベビーキャリア
電車の中でたまたま見かけたママさんがすごくスリムな抱っこ紐を装着していて「なんだこれ」と思って検索したらこれだったんだよね。
昔は品切れしちゃって高額転売があったらしいけど、今は安定供給されているご様子。そしてカラーバリエーションもベーシックになった。私のは登山グッズにありそうな目立つ黄緑色だ。母からは「カメムシみたいね」と笑われる。
装着方法はエルゴと完全に一致。違うのは諸々のベルトがすごくぺったんこでほっそりしている点。簡易版エルゴと思っていい。
・良かった点
超軽い。軽すぎ。そしてコンパクトにまとまるからバッグに入れておくのにすごくいい。そもそも開発コンセプトが子供とハイキングに行った帰りにつかれた子供を抱っこして帰るときに使うため、だったと思う(なんかで読んだうろ覚え)。そして安い。6000円以内だぞ…。お洗濯も簡単。超優秀だと思う。
・悪い点
そりゃ簡易版なので長く使ってるとしんどい。腰のベルトは細いのでエルゴのようにガードしてくれない。でも、本体が軽いのでそこまでのしんどさはないとおもう…2~3時間とかの長時間装着したことあまりないから一概には言えないけど。
なんで買ったかというと、ベビーカー利用が多くなってきたので、エルゴをベビーカーに積むと下かごを占領するのが嫌だったから。抱っこ専門だ!というベビーちゃんはエルゴ愛用のままベビー期を終わる子もいるだろうけれど、うちは7か月くらいでなんとなくエルゴの使用頻度が減り、ベビーカーとサブ抱っこ紐のモンベルに変化していった。
ちなみに、セカンド抱っこ紐としていろいろ検討した中にはコニー抱っこ紐がある。
にこたまでスタイリッシュママさんがよくこれをつけていた。
ちょっと使ってみたかったなと思っている…布が気持ちよさそうだし、軽いのはいい…
ベビーアンドミー ヒップシートキャリア
娘がでかくなってくると肩も腰も痛くなってきたころ、ヒップシートっていいんじゃない?と思った。
腰にでっかい太いベルトを装着すると、そこに赤ちゃん用のいすがくっついてるというシロモノだ。よく街中でおばあちゃんに感心される。20年以上前弟が子供の時に母がこれを持っていた気がする。固い座面がついたウエストポーチみたいなやつだったと思う。それより明らかによくなってると思うけどね。
・良かった点。
歩き始めた子供にはちょうどいい。歩きたいけどすぐ抱っこを要求してくるので、パージとドッキングがしょっちゅう繰り返される。それなのに子供は10キロを超える。マザーバッグを持った母にはかなりしんどい。そういう時にとても役に立つ。すばらしい。ちょっと抱っこに対応できるのはこれのいいところだと思う。
長く抱っこするときは取り外しできる背もたれパーツをつけると、抱っこ紐みたいに使えるので、寝ちゃっても大丈夫。
・悪い点
デカい。たたんでもそれなりのボリュームがある。ちなみにこれはたためるヒップシートというやつも存在するのでそういうのもおすすめ。使ってみたい。
あとはこれだけで出かけると翌日腰が死ぬ。背もたれパーツをつけると肩にもベルトを装着するけど、圧倒的に腰に負担がかかる。
私は1歳半の娘をヒップシートだけで夢の国の海に連れて行って翌日腰と下半身が死んだ。11キロ超えの威力はすごい。
ベビーカーとヒップシートの合わせ技とかそういうのおすすめだなと思っているよ。
あと、夢の国でパレードみるとき、立ち見だと子供抱っこしないと見えないって時にとてもいいと聞いたことがある。なるほど!ってすごい納得した。
すごく雑に書いたけど私が使ったのはこの3つ。
現状1歳半過ぎの娘は基本ベビーカー移動なので抱っこ紐は利用頻度少ないけど、やっぱり1歳未満はたくさんお世話になった品だと思うので、これからの人はたくさん検討してほしい。
意外と安い品ではないのでね…
次またゼロから好きな抱っこ紐買っていいよって言われたら、ベビービョルンと、コニーは検討するな…
抱っこ紐買いに行くときはきっと妊婦の時に検討すると思うんだけど、おなか大きいと試着できないので旦那さんがすることになりがち。いいとおもう。うちの旦那もやっていた。父親の自覚はちょっとやそっとじゃ目覚めないので、外的刺激でガンガン目覚めさせる準備をするといいと思う。
場を支配する
相変わらず舞台のはなしです。(少しだけ文句言ったり偉そうなこと言うけど、許して)
2019エリザベートが千秋楽を迎えました。
3回観劇、Wキャスはシシィとトートのみ花總&古川固定で、それ以外満遍なく見れました。
今回のも満足なのですが、わたしやっぱり城田のトートを愛しすぎてるのだなと思ったりしました。
城田のトートはオーラがエゲツなく強かった。出てきただけで放つ存在感、オペラグラスを使わずともわかるトートの感情の機微、なんなのでしょうね。今はもうDVDで振り返るしかないのでズームしてくれるけど、生で見たときは本当にそう思ったのです。
芳雄氏を見れなかったので、わたしか彼を見たのは初見の2015以後一度もないのできちんと比べられないけど、やっぱり城田トートが好きなのです。
初めてエリザを、むしろ初のミュージカル観劇だった旦那氏曰く、「花總さんのオーラがすごすぎる」。
わかる。1幕ラストとか本当にもう白いドレスに照明が当たるからとかそう言う物理的意味を超えて神々しく華やかでシシィの勝利を感じてしまう。
それに比べると、やはりゆんトートは今ひとつ足りぬものがある。ルドルフには勝てる感あるけど、花總シシィはなぁ…つよい。まなきさんシシィとならいいのかも…みればよかった。
旦那氏曰く「トートがなんだかんだすぐ引き下がるから、待てされてるワンワンみがあるよね…」それもわかる笑
そうよねぇ…「いつか俺を求める」という自信かトートにはあるから、何度だって強引にはせずに引き下がるんだけど、それがね、なんか…不気味さ、抗えない運命そのものの体現としてはゆんトートは存在が綺麗すぎちゃうのかもしれない…
んー…
32歳の僕なりのトートを作り上げたから、とゆんが言っていたから、そこにいつか(早ければ来年だけど)さらなる厚みが加わってくれたら本当に嬉しいなと思う。すきだもの…
城田だって、2010年?あたりに1度やって(その時のは私見てないけど)、2015年に復活してあの強いトートを作り上げたんだから。
難しい役だよなぁ…
あと、ルキーニ。
成河さんのルキーニ、ほんとに凄い。暗殺を犯すだけの狂気と動機をずっと纏っている。シシィの生涯を語りながら、ずーっと、憎しみと嘲笑と嫌悪を背負い続けているのが、本当に怖いくらいだった。
また旦那氏の発言だけど、「いくさぶろーが最後に暗殺するに至るとは思えなかったかなぁ」と。
なるほど…うん、ちょっとわかる。
きれいなんだよね。いくルキーニ。すごくお育ちが良さそう。没落貴族とかなんじゃないかなと思ってしまう。その品の良さが彼の良さなんだけどね。ルキーニはもっとどす黒いものを抱えてて欲しいなと思ってしまうんだよなー…
それに比べて成河ルキーニはシシィを殺す前にもなんかしらの罪を重ねていそう。スリは当たり前で、暴行事件もあってもおかしくない。それくらいの潜在的狂気がある。
成河ルキーニは、最初の「我ら息絶えし者ども」の場の支配感がすごかった。あのルキーニは絶対にグランデアモーレを馬鹿にしていて、だからこそ安らかに眠ることができないハプスブルク家の亡霊を呼び覚ました。あれは彼のショーだったんだと思う。トートダンサーにふわっと持ち上げられる時の表情、ゾクゾクしてしまう…
も一度見たかったな…今回1番場の支配を感じたのは成河さんだったかもな。(花總さんは殿堂入りかなw)
ビリビリくる場の支配が出来る役者の演技は気持ちいい。ゾクゾクして本当に鳥肌がたつし、頭をぶん殴られるくらい衝撃を受けられる。
だから、2020のエリザベート、本当に楽しみ。やっとシシィの気持ちがわかるようになったわたしは、また何か別の視点を発見できると思う。次は誰がゾクゾクさせてくれるんだろうか。
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これはすごく文句なんですけど。
私が見た3回中2回、ゆんちょっとミスってて。
1度目は音響ミス(これはスタッフのミス。馬鞭の音が銃声になった)と、ゆんがベンチに飛び乗る時なんか勢いつきすぎて、前のめってたw
2度目は闇広で歌詞間違えた。ルドルフと一緒に歌うところだからバレバレ。
いやー…集中切れるんだろうなと思う。体力的にもしんどいのがそういうところに出るよね。そのあたり鍛えてほしいなって…2020リベンジ本当に期待してます。
2019.11.12追記
2020エリザ が発表されましたね。
んんんん…
ルキーニそう来る?!!って感じで。
シシィは今回2人とも続投なので安泰でしょう。トートはゆんの成熟に期待。いくトートは全然想像つかない。品のいいトートになるんやろな…と。なんかあんまりピンとこない…
んで、ルキーニが松也が復活と2キャストが新規。
散々上に書いたけどこれってルキーニの語りだから…彼に深みがないと世界が強くならない…。3年分みてきて、ルキーニが良いと本当に素晴らしくゾクゾクする話だと確信を得たから、それがどうなるやら…という。
んんんー…松也は2015で見たけど、結構良かったとは思ってるんだよね、ゲスさがあって。
んんー…(言葉にならない)
ルキーニって出てこないシーンないもんね…2幕の頭はソロだし世界観を作っていく役だからなぁ…
思うことはたくさんあるけど、ほんとうに頑張ってほしい。ただ、そんなことを思って出来をちょっと不安になりながら見に行くのは不本意だなと思ってしまうんだよね…20周年で記念の年なのにね。
私とエリザベートと顔のいい男の話
エリザベートが好きです。帝劇のあのミュージカルのことです。
そもそもは友人がエリザベート大好きで誘ってくれたのがきっかけ。その時は2015年版。井上トートと花總シシィ、京本ルドルフと松也ルキーニだった記憶。
まぁ楽しかった!!!初めての帝劇、初めてのグランドミュージカルだったんですよ…これが噂のエリザベート!最高じゃん!!!!と夢中に。
そのあともう一度みたい、そして私が知っている城田優が出てるなら見たい!!とキャスト違いを切望したわけです。友人にぽろっと漏らしたら「私も城田古川で観たいんだよね…」と。2人で悩んだ挙句某サイトでB席をほぼ倍値で買って行ったんですね。(今ならやらない…B席だから倍値とは言え安いんですけど)
それが全ての始まり。本当にまじで城田優のトートは強い!!!!!圧倒。美。長身、ハーフフェイス、柔らかなテノール(詳しくわからないけどそんな感じ)、突き抜けるハイトーン。訳わからないくらい私のツボ。沼が広がる…
そして古川雄大のルドルフが!!!マイヤーリンクで軍服脱がされて柔らかな白ブラウスと細身のパンツで細い腰をしならせてトートダンサーに弄ばれて踊る様が最高にセクシーで美しく退廃的だったんですよ。ええ。訳わからないくらいツボ(2度目)。沼は広がり、もはや日本海溝のように深い!!!!
というのが2015年。
千秋楽直後、当時は音源もなくて飢えた結果タカラヅカの音源をitunesでDL(なんとなく視聴した結果、姿月あさとさんのやつと、2002年?の花組のを聞いてた)。ただやっぱり男性のトートで入ったもんだから物足りない(ごめん)。とかなんとか言ってたら音源が出た!!青天の霹靂!!最高ありがとう東宝!!!即予約して、届いてからは死ぬほど聞いた。でも私は城田で全編聞きたい(1部が芳雄、2部が城田)
とかなんとかで、2016年夏に再演!!!!!行くしかないじゃん!やっぱ城田花總古川がいいなー!!と思ったら東京は2公演しかない?!!!馬鹿かよ東宝喧嘩売ってんのか…みたいな気持ち。運良くお友達がFCで取ってくれて見れた。ありがてえ。
やっぱり最高(語彙が黄泉に行く)
城田の何がいいって、でかい。シシィに覆いかぶさってナチュラルに抱き殺せそうなサイズ感。あと、本当に表情が殺されてる。死の匂いを嗅ぎつけた時だけ目に生気が宿る。しかも全然健全ではない生気。ギラギラしてる。やばい。子ルドちゃんを見るときのまるでネズミのおもちゃでも見るような顔。人の死の気配とシシィにしか興味ない。ほんとにやばい。DVD見てほしい。舞台だとオペラグラスしなきゃわからんけど、DVDは寄るからわかる。狂気がひどい。城田優怖い(褒め言葉)。あとデカさも相まって脚がえげつなく長いもんだから、ハンガリーの戴冠式の時とか、ルドルフ死んだあと棺の上に片膝で座ったときとか、曲げた脚が主張すごくて脚!!脚!!ってなる。
そういうところはなんというか、もう、アドバンテージですよね。体格だけはもう、仕方ない。私は背が高くて脚が長くて顔が小さい男が脚をぶん回して踊る様が大好物なのでほんとに好きです。そのほかの城田は手塚国光センパイしか知らないというニワカですけどトートは城田がビジュアル一等賞間違いない。
で。でですよ。
古川トートの話。待望のゆんトートです。
待望でもないか、私は本当は城田トートがまた見たかったんですよね…本当の願いは城田トートと加藤和樹のルキーニが見たかった。遠い昔、青年館で見たその2人は本当に舞台沼なんか遠い向こうだったけど、素晴らしくて何度も円盤を見た訳です。だから見てみたかった…が!!!話逸れた。戻るぞ。
で、まさかのゆんがトート。まさかの。まじかよどうする??ってなったけどとりあえずチケット取らなきゃ!!!って今回は自力で頑張った。ありがとうFC。帝劇はFC枠が大正義。プレガ枠なんて貸切しかない。ナビサも役に立たない。また一つ経験値が上がった…
どんなかなぁ。どんなトートなんだろう…って、ねぇ。綺麗。LEDの羽を背負っても霞まない素晴らしい血の通わない美がそこにいた。なんだこれ。芳雄も城田も着てなかったタイプのシュッとした直線のシルエットの衣装。軍服ぽい…ルドルフの片鱗??シャツ姿もマイヤーリンクのルドルフの感じが近い、、えっ、このトート閣下ルドルフ転生なの??やべえ(独断と偏見)
とにかく漂う気品、禁欲、死とは静謐で耽美である、みたいな衣装。たっぷりのヒラみマントをせおって、最後のダンスの時に自分を抱きしめる振りが、彫刻かと思ったよね…ベルニーニの彫像かよ…なんだこれ。
芳雄はMP高くて魔力ステータスガン振りトートで、城田はHP高い物理で殴ってくるトートだなと思ってたけど、ゆんはなんだろう…防御がすごそう。何も効かない。時々戯れに心無い天使とかで大ダメージ喰らわせてくる(FF6)。そういう感じ(独断と偏見その2)
トート閣下いろんなお召し物あるけど、カフェの時のコートかわいいよね。背中側のタックでひらみがいい。帽子も可愛い。ふふ。
鞭さばきはこれからの向上に期待している。城田の鞭さばきすごかったから…使い慣れすぎ。こっわ…ドSかよ。
白トートが細い、ノーブル!!!死の帝王とはなんだ…何だこの気品。それであの悪夢のオペラの指揮をするの…えええ…背徳感…
あとねー、最後よ。
シシィが死を受け入れて抱きしめるところ。
ホッとしたみたいにすごく優しく抱きしめてて、なんかよかった…
城田と比較してばっかでごめんだけど、城田は戸惑いを出してて、ギュってすぐならない、抱きついてくれるシシィに戸惑う様子が抱き合う暖かさを何も知らなかった風に見えて、なんか切なかったんだけど、ゆんトートは、ずーっと待ってたよっていう、受け止め感がとてもよかった。それぞれだよねぇ…こういう作品は役者の解釈の差を観れるのが醍醐味だなぁと思うわけです。
あー、あと2回です。約1ヶ月ごとに見れる面白さ。どんな風に深まるのかな…演出変わったのはぼんやりわかったけど、どこがどう変わったかピンポイントで把握するのはDVD見てお勉強しないとねー。
エリザベート、見るのにエネルギー使うんだよなぁ。結果、神経高ぶって寝付けなくて5時過ぎだよびっくりwwww
御朱印を集めるために京都を審神者が走る話②
グダグダ書いたけど出発です。
まずは藤森神社を目指します。
先に感想を。思っていたよりもずーっと遠い!!!!!もっと近いと思ってたww 伏見稲荷のちょっと向こう側~って思っていたんですけど、伏見稲荷から結構ある。おかげで一度迷った。しかもずーっと走る通り(本町通り)の交通量がそこそこある。一方通行なんだけども、ガードレールで仕切った歩道が無いし、絶え間なく車がいるのと、路駐がそこそこ多いので結構怖かったです。気をつけて走ってくださいな。
ちなみに。藤森神社さんは電車のアクセスがいいので(最寄2路線2駅から歩いてそれぞれ10分かからないくらい)藤森さんだけは電車で、残り3社を自転車でって言うのもありだと思います。
道はほぼ平坦。電動チャリもエコモードとか電動切っちゃっても走れます。
京都駅から走って行く途中コンビニが何軒かあるので、助かりました。
藤森神社さんには駐車場がありますので、そこの端っこの邪魔になら無さそうなところに止めさせて頂きます。
お参りして、御朱印をいただく。御朱印じゃないけど、鶴丸のしおり?もあります。あと白い鶴柄の布張りの御朱印帳とかもあったよ!宝物殿に私は行ったことないんだけども、以前おつかいを頼んだ弟がフランス人の彼女と行ったら、刀がたくさんあったりして喜んでいた、と言っていました。静かで素敵な神社さんです。
ちなみにだけど、刀ステ暁の独眼竜で皆が遠足に行く時に「京の藤森、伊達政宗がそのあたりに逗留している云々」というのがありましたが、自転車でびゅーんと走っていたら、藤森神社さんに辿り着く手前あたりに「深草西伊達町」「深草東伊達町」とあったので、このあたりがそうなんでしょうな。どんぐり!!(こういう発見があるのが、チャリ旅の楽しいところです。上の地図で「任命天皇深草陵」とあるあたりがその地域です。)
藤森神社さんの次は豊国神社さんを目指します。これで京都駅の北側に向かうことになります。
来た道をひたすら引き返す感じです。本町通りの一方通行と同じ方向に向かうので、また交通には気をつけて。ちなみにだけど、余力があったら伏見稲荷を過ぎた先にある「東福寺」にも行ってみてね。とてもきれいなんだ…ただ、広い!ごはん屋が近辺に無い!というあれなので、お腹の具合と相談してねww 伏見稲荷にも寄り道できるけど、すごく人が多くてちょっと自転車止めにくい(チャリ置場確認してないけど)と思うのでご注意を。あと、伏見稲荷は広い!別に時間を取ってくるのをお勧めします。本来は寄り道しようと思ってたんだけど、やめてよかったww
で、京都駅付近、道がちょっとぐしゃぐしゃしているので気を付けてね。私たちはめっちゃ迷いました。よくわかんないけど気付いたら山科に向かう山道を走ってましたwwww どうしたww 電動自転車なので引き返すのも苦労はないんですけど、びっくりしたので、地図をよく見て、あと方位磁石が結構重要だなって思いました。(下の地図で謎に横にそれてるのがそれwww 笑えるほど妙な方向に進んでるんだな…。)前回もこのあたりで京都駅を越えようとしたとき、めっちゃくちゃ迷った経験があるので、たぶんなんかここと相性が悪いww
途中横にそれているのがそれ。なんかそのうちどっかに行き当たるよねーって思ったけど絶対無理な方角だった。びっくりww
京都駅北側はほぼ綺麗に碁盤の目で通り名がきっちり書いてあるので迷うことはあんまないと思います。豊国神社さんは京都国立博物館とか三十三間堂のすぐそばです。ちょっと小高い丘になってて、鳥居を上って駐車場の端っこに駐輪場があるのでそこに駐車。駅から一番近いのもあるのか、審神者さんたちが多かったです。秀吉公をお祀りしているのでお参りしてご挨拶。ずおばみちゃんのフィギュアが置いてあったりする、愛溢れる社務所さんです。御朱印も無事に頂いて、任務完了。
そろそろお腹が空くのでご飯を探しつつ粟田神社さんへ向かいます。
このあたりは東山七条。本来であれば通ってきた東大路通りをぎゅーんと上がれば、粟田神社さんに近づくんですけど…道がね。東山五条、清水道、八坂のあたりが本当に人通り車通りが最高にやばいので本当にお勧めしません。まあ、京都観光のメッカですからね。あのエリアは。ちなみに自転車駐輪が厳しく規制される地域でもあります。ので、避けます。
走りやすい鴨川沿いの川端通りへ。清水五条駅を通り過ぎたあたり、対岸に飲食店の川床が見え始めたら、松原橋を渡って鴨川の対岸へ。ちょっとおしゃれなカフェとかがちょこちょこ出現します。前回はフランス人のご主人がいる「KAWAカフェ」。今回は看板が気になったのでタイ料理「佛沙羅館」へ!!めっちゃ和の建物で、優しい味のタイ料理が食べれます。平日ランチプレートは1,300円。おいしかった!!その先も走っていくとピザ屋さんとかあるので、あのエリアでご飯はおすすめ。自転車はお店に聞いて止めていいところを教えてもらいましょう。路駐はたぶん捕まるんで。
で、再び川端通りをぎゅーんと走って三条まで。鴨川河川敷に下りるスロープを発見したらぜひ降りてみてね。超気持ちいい。スロープはなんカ所かあります。三条を走っていくとちょっと上り坂になって、粟田神社さんがあります。三条通り沿いは鳥居だけ。一筋奥に二ノ鳥居があります。ここも駐車場の端に自転車を止めます。ちなみに駐車場のところに鍛冶神社さんがあるよ。
階段もしくはスロープをよいよい登ると神社に着きます。手前に社務所あるけどまずお参り。大きな舞台の奥にあるよ。森のなかみたいで空気が澄んでて気持ちのいい神社さんです。高台なので眺めがよい!!平安神宮の大きな朱塗りの鳥居が見える~。
社務所で御朱印を頂きます。粟田神社さんと鍛冶神社さんの両方ここで書いていただけるので希望を伝えましょう。三日月さんっぽい青い刀剣柄の御朱印帳もあるよ(いただく時は必ず粟田神社or鍛冶神社の御朱印を書いて渡されます)。
ちなみに、社務所の左側にある舞台に、なんかなぞのゆるい鳥の飾り物がいます…かわいい。2017年の間はいるのかな…。
さて。そろそろお尻が痛くなったりしてくるころですが、がんばります。
再び三条通りを戻り、川端通りor鴨川河川敷を飛ばします。川端通りの歩道は石畳なんでお尻がガタガタして痺れるので、河川敷に下りちゃう方が涼しいし走り良いと思います。
時々鴨川の飛び石があるんですけど、夏は最高に気持ちいいので涼むのいいですよ…。チャリはきちんと鍵をかけて、河川敷の邪魔にならない端っこに置いて、少し涼むと元気になれる。水が超きれいなのでタオルはもう首に引っ掛けてるマフラータオルで充分。すぐ乾くし。ぼんやり川の流れを楽しんで、黒いスパッツをびしょびしょに濡らして再出発。(ちなみにここで時間を消費したので、行こうかと軽く計画していた下鴨神社はあきらめたwww)
鴨川の分かれ目で今出川通りへ入り、白峰神社のあたりで堀川通りへ。そして北大路通りに入ってちょっと走ると建勲神社入口があります。今出川通りも、堀川通りも北大路通りも全部大きな通りです。それぞれ片側二車線くらいはあるし、堀川通りは歩道がでかくて走りやすいのでおススメ。そんなに高低差もない走りやすい道だと思うので、後半バテ気味にはありがたいww
建勲神社は入口が二つ。奥が階段、手前が坂道です。たぶん坂道歩く方が涼しい。我々は間違えて階段で行ったwww しんどかった…神社があるのは船岡山という小高い丘なんですけど、大文字焼きの大文字とか見えます。眺めがいいよ。境内には人生50年~という碑があったりしてめっちゃ信長公。奥のお社でお参りします。丘の上だし周りが木なので涼しくて気持ちいい。(ちなみに冬に行ったときはめちゃくちゃここだけ雪が大粒で降ってびっくりしたことがある。)
社務所にテントで仮設の御朱印を授けてくださるところがありますのでそこでお願いします。前は普通に社務所内だったんだけど、暑くないのかな…ありがたいね。建勲さんでは御朱印帳が3種類くらいあります。「天下布武(ババーン!)」ってやつと、薬研くんと、宗三さん。あと、建勲さんの御朱印帳はほかのところに比べて一回り大きい気がする…。書置きのを頂くと収まりきらなくて余白をカットすることも時々あるので大きいのはいいことだ~。あと、普通の御朱印と、信長公の見開き御朱印と、へし切長谷部御朱印(最近できた)があります。
建勲さんはなんか審神者に優しくて、御朱印待ってると、「兄者の方~(北野天満宮の髭切の御朱印帳)」とかなんか我々寄りのアレで呼んでくれる。あと、刀剣御朱印の仕掛けが毎度凝ってる。2016夏の刀剣御朱印では、宗三のに蝶のハンコ、不動君のに「甘(甘酒のあれ)」のハンコ、薬研君には鯛(しかもしっぽが上。祝画のアレ…)のハンコが押してあって超びっくりした。ちなみに新作の長谷部には「主命」と藤の花があしらわれており、たいそう素敵でありました…すごい…
建勲さんに到着した時点で3時半くらいだったんだけど、階段にトドメを刺されて汗だくだったので「走ってきたの?www」と聞かれて「走りました、自転車で」とお話したところびっくりされたし、「来るなら最初にうちにこなきゃー…遠いもん」と言われました…おっしゃる通りですwww
刀剣御朱印自体はこれで終了。電車やバスでも回れますが、自分の力(+電動アシスト)で辿り着く快感がすごいです。
帰りに堀川通りをぐっと下って、二条城の近くにある、ねんどろとかにちょうどよさそうな小さい畳を店頭でうっておられる三國畳店さんに立ち寄ったり、寺町通りにあるおいしいと評判のSuGiToRaというジェラート屋さんに行ったりしました。寺町通りは自転車で走れない商店街で、自転車の駐禁もめちゃめちゃ厳しいので、テイクアウトしましょう(買ってる間、ほんの5分で駐禁の警告シール貼られたよ…)
大きい道や、線路を超えるルートは自転車だと通れない道があったり、回り道したりする必要があるんですけど、レンタルチャリのところでもらえるマップに詳しく迂回路が書いてあるので参考にすると困ったことになりません。とても助かりました。
で、最初に28キロくらいかな~~とか言ってたけど、グーグル先生にルート入れて計算していただいたところ
藤森まで:5.3キロ
豊国まで:7.2キロ(迷ったの含め)
粟田まで:3.9キロ(ごはん含め)
建勲まで:7.8キロ
スギトラまで:6.6キロ
返すまで:4.8キロ
合計35.6キロでしたwww 迷ったりジェラート食べたすぎて寄り道したとはいえ、よく動きました…。
レンタサイクルに帰ったのは17時半前くらい。電チャリのバッテリーが残り2目盛りになった次点で(フルで3目盛り)ちょっとビビって平坦な道では切ったりしてたんだけど、返却時にはラス1でした。最後疲れてる時に電動アシストあるのがとても助かるので、前半元気で平坦とかくだり道とかでは切っておくといいと思うッす。
私は基本が運動神経ない芸人が笑えないレベルだし、体力ないんですけど、これだけは毎度たのしくて頑張れるんですな。電動チャリという素晴らしいアイテムによって成り立つイベントだけど、興味ある審神者さんいたらぜひお勧めしたいと思います。
次は嵐山にも行きたいです。チャリで。
御朱印を集めるために京都を審神者が走る話①
御朱印がブームだとはなんとなく知っていたんですが、自分には特に縁がないと思っていました。神道の家系ではありますが、とはいえ…ねえ?という。
だがしかし。突如私のツイッターTLに流れてきた「刀剣御朱印」の文字!!なんだと??刀剣乱舞で??京都!!楽しそう!!行きたい!!!!と日帰り旅行したのが昨年のことです。今年はいろいろな反省とか経験を踏まえて臨みました。自転車で全部回ってやる!!!!真夏の京都で運動不足の審神者が走った記録を書きとめていきます。
まず前段。準備の話をします。
・チャリを借りる
JR京都駅八条口から歩いて1分くらいのところにある「エコトリップ京都」というところでWEB予約しました。
電動チャリがマストアイテムなので絶対に予約しよう。今年はスポーツタイプにしてみた。1日(8時間)借りて1800円。サービスでお水と地図がもらえます。
昨年は普通のママチャリタイプだったんだけどお尻が痛かった…。ので、スポーツタイプにしようと思ったんだけど、はて、スポーツタイプは素人でも大丈夫だろうかと不安になったので、メールでお問い合わせしたらめっちゃ丁寧なお返事を頂きましたし、受け取り時にもお試しさせてくれました。やさしい。外国の方がよくレンタルで来るようで、英語が飛び交うお店です。
・ルート
京都駅→藤森神社→豊国神社→粟田神社→建勲神社→京都駅
GoogleMAPで計画してみたらざっくり25~28キロくらいのルート。今回借りる電チャリのバッテリー目安が30キロなので限界かなw
合間にご飯と休憩をはさむつもりで、9時~18時の自転車借りれる最大限の時間を見積もります。
・持ち物
水→とにかく水。飲んでよし、かけてよしなのはミネラルウォーターだけです。お茶とかスポドリより水をお勧めする。常に2本常備。自転車のハンドルにボトルキーパーあるの便利。
塩分タブレット→そんなにかな?と思ってたけど、結構必要だってことを1日目の伏見稲荷登山で感じた。最初の頃は塩分を感じてたけど、後半に行くにつれ塩気を感じられなくなる。不思議。気付いたらちょこちょこ食べるようにしました。
タオル→ライブグッズの定番マフラータオルが便利。首に引っ掛けておいた。
日焼け止め→ちょいちょい塗りなおしても焼けるけど、なかったらもっと焼ける。やばい。
汗ふきシート→お店入るときとかね、あると気持ちが違うしねw
地図→チャリレンタルのお店で頂いたやつを活用。迷ったらぐーぐる!!
スマホのバッテリー→写真撮ったり、迷った時にグーグルマップ使いたいのでバッテリーも持って行こう。
御朱印帳→大事。今回の主目的。カバンに入れたペットボトルの水滴で濡れないかちょっと心配だったけど大丈夫。なんか袋に入れておくと安心。
もちとこえだ→旅のおとも。いるとたのしいので私は連れて行く派です。
・服装
ユニクロエアリズム最高。昨年はショートパンツにTシャツという舐めたスタイルで後悔したので、今回は対策をしっかりと!
なんで走る人は黒いスパッツ履くんだろう…って思ってたけど、あれに水をぶっかけて走ると最高に涼しいんですよ…。というわけで、持ち物のお水はそうやって使う。ユニクロスポーツのやつよかったよ。あと、薄手のパーカーも日焼け対策とかによかった。パーカー着て、腕に水かけるのもあり。
あと帽子は必須アイテム。キャップがいいすよ。後ろのアジャスターがぷちぷちって外れるやつおすすめ。(参拝時に脱帽は基本だけど、その時に外した帽子をバッグのベルトに引っ掛けられるからね)
準備できたので、いざ出発です。